大学授業に生成AI、3割が活用開始  不正懸念も/指導教員の確保課題 日経新聞より

大学授業に生成AI、3割が活用開始  不正懸念も/指導教員の確保課題 日経新聞より


日本経済新聞の調査によると、日本の大学における生成AI(人工知能)の授業での使用が拡大しています。調査に回答した520校のうち3割がAIの活用を始めており、学生の思考力育成や就職後のAIスキルを考慮しているとのことです。しかし、思考力の損失や不正使用の懸念もあり、教員の確保や不正防止策の必要性が指摘されています。

大学では「AIの使い方教育」、「英文翻訳やプログラミング補助」、「情報収集」などが主な用途として挙げられています。AIの活用は学生の批判的思考力や創造性を高める可能性があるとされています。例えば、武蔵野大学ではAIが提案したアイデアを使って議論を活性化する授業を行っており、東京外国語大学では英会話の練習相手としてAIを使用しています。

一方で、生成AIの不適切な使用や誤用のリスクも存在し、これに対処するための指針作成や教育の準備が必要です。実際、不適切な使用例が報告されており、それに対して点数を0点にするなどの対応が取られています。

全体として、生成AIの普及に伴い、その使用方法や教育への影響を検討する必要があることが示されています。海外の大学でも同様の課題があり、AIの使用に関する指針や公平性を考慮した授業の必要性が指摘されています。

2023年12月3日日経新聞より抜粋

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